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概要

プログラム開設の目的

本プログラムは、対象アジア地域への「最先端分子システム化学技術」の波及を成果とするとともに、高度人材の獲得、すなわち我が国への波及効果をも期待した混合型のプログラムである。当該専攻においては、アジア化学ネットワークや九州大学アジア環境研究機構の立ち上げに積極的に協力し、競争力のある拠点づくりに資する取り組みを展開中である。当該専攻が関与する大学間・部局間学術交流協定締結機関は、4カ国6機関にのぼる。

プログラムが対象とする研究分野のニーズ

対象の分野は、広い意味での化学分野である。対象とする学生の専門分野には、さほどこだわらず、化学の基礎を十分に身につけ理解し、研究開発に意欲を持って取り組む学生を対象とする。対象国・地域は特に限定しないが、主にアジア地域(中国、韓国、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア等)の大学院学生、国立の研究所の研究者、民間企業の技術者を対象とする。

分野・対象国、対象地域

化学産業では、材料の機能が高度化し、従来にはない超微細な構造を有するナノ材料が求められている。さらに、ライフサイエンスの分野では、生体の機能や組織を分子レベルで制御する技術の必要性が高まっている。その基盤をなすものが、本プログラムで学習する「分子システム化学」である。